今日は変わったタイトルで始めていこうと思います。
話の前提として、今回の話の内容は生活習慣病で医者にかかっている人のお話。
つまり、家族性の疾患などの遺伝性が強いものなどは除きます。
本記事では、生活習慣病についてや、なぜもったいないのか、そしてどのように行動していくべきかを説明していこうと思います。
生活習慣病とは?
生活習慣病とは次のようの定義されています。
食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群
厚生労働省
つまり、食べ過ぎや運動不足、たばこやお酒の飲みすぎによる病気のことをさします。
具体的な病気は、高血圧、糖尿病、高脂血症(脂質代謝異常症)、肥満、がん(すべてのがんではないです)などです。
例えば、高血圧には生活習慣が原因のものとそうでないものがありますが、今回は生活習慣由来の病気について話をしていきます。
生活習慣病がもったいないとは?
生活習慣病はじつは怖い病気なのです。
生活習慣病から脳梗塞や、心臓病、腎臓病などに発展することはたくさんあります。
このことからも生活習慣病は気を付けていくべきなのですが、今回は生活習慣病になること自体がすごくもったいないという話をします。
先ほども説明したように、生活習慣病とは食べ過ぎや運動不足、たばこやお酒の飲みすぎによる病気のことです。
つまり、必要以上にお金をかけて食べたりしたことが原因で病気になり、さらにその治療にお金をかけているのです。そして、お金をかけ続けていくと、脳梗塞や、心臓病、腎臓病などに発展するのです。
こう考えるとすごくもったいないことだと思いませんか?
良く生活習慣病で治療中の患者さんから、
「もったいないからレジ袋はいらない」
「紙がもったいないから、薬の説明書はいらない」
こんなことを言われます。
しかし、そんなことを気にするよりも、生活習慣病になること自体がもったいないです。
※レジ袋や紙を大切にすることを否定しているわけではありません。
生活習慣病を改善するには?
生活習慣病は怖い病気で、非常にもったいないことだと説明しました。
ではその予防法と改善法について考えていこうと思います。
簡単に言うと、
- 食べ過ぎない
- お酒を飲みすぎない
- たばこは吸わない
- 運動をする
以上です。
こういうとおそらく次のように反論したくなると思います。
「そんなことは知っている!できないから困っているんだ!」
確かにその通りです。
ですが、予防法、治療法は他にはないので、ここではどう考えるかを説明していきます。
1.食べ過ぎない
現代人は食べ過ぎなのです。
昔はほとんどの人が力仕事をしていて、消費するカロリーもかなり多かったのですが、現代人はそこまでカロリーを必要としていません。
つまり、昔のようにおなか一杯食べていると、食べ過ぎになってしまうのです。
このことはダイエットにも共通する考え方で、以前の記事で説明していますので良ければご覧ください。
つまり、食べ過ぎを抑えるためには、食べ過ぎる必要が無くなっているとしっかりと理解することが一番です。
他にも、いろいろなダイエットにまつわる話がありますが、精神論がほとんど。
自分で理解しておくのが一番良いと思います。
2.お酒を飲みすぎない
お酒が好きな人は多いと思います。
美味しいですし、気分も良くなります。
しかし、アルコールをたくさん飲むことで、生活習慣病になる恐れがあります。
また、そのほかにもデメリットがあり、思考力が落ちたり、失言をしてしまうこともあります。
アルコールのデメリットについては以前の記事で説明していますので、そちらもご覧ください。
アルコールでも、結論は同じで、アルコールを飲みすぎることによる弊害を自分で理解しておくのが一番良いと思います。
3.たばこは吸わない
これはもう説明するまでもありませんよね。
喫煙は体に悪いことや、たばこ代はもったいないことは皆さんが知っていることだと思います。
しかし、たばこをやめることができない人はたくさんいます。
少し、今回の趣旨とずれてきますが、たばこがやめれない人はそもそも病気になっているのです。
ニコチン依存症という病気です。
病気なので、健康保険を使って治療ができます。
ぜひ、禁煙外来で相談してみてください。
4.運動をする
運動することはとても大切なことなのは、皆さん理解していると思います。
運動や筋トレをすることで、筋肉がつきますし、骨も丈夫になります。
さらに、血管も若返りますし、丁の動きも活発になり、脳の刺激にもなります。
皆さんが知っていることだけでもメリットだらけです。
やらない理由がありません。
ですが、やっぱり運動していない人の方が多いと思います。
そんな人はまず歩くことを心がけましょう。
職場などではエレベーターを使わないようにするのがよいでしょう。
日常生活では、車で5分くらいの外出は歩けば15分くらいでしょうか。
それくらい充分歩ける距離だと思います。
まずは小さなことから運動習慣をつけていくことで、どんどん意欲が出てくると思います。
生活習慣病の治療は、生活習慣を治すものではないことがほとんど
血圧の薬や、糖尿病の薬、コレステロールの薬など、生活習慣病の治療にはいろいろな薬があります。
しかし、どれも生活習慣病を治すわけではないのです。
薬をのむと数値は下がってくるのですが、薬をやめてしまうと元に戻ります。
つまり、全く治ってないのです。
薬が始まる前に、医師から「食習慣、運動習慣を見直してください」と言われたことがあると思います。
余程、ひどい数値になっていない限りはまず初めに食事療法と運動療法を行います。
それで改善が見られないと薬による治療が始まるのです。
この薬の目的は、異常な数値が続くことでより大きい病気に発展するのを抑えるためであり、生活習慣病を治すことではありません。
ですので、ずっとお金をかけて薬をのんでいくことになるのです。
つまり、生活習慣病を本当の意味で治すには、生活習慣の改善しかないのです。
まとめ
皆さんが知っている生活習慣病は怖い病気というだけでなく、いかにもったいないかわかっていただけたでしょうか?
お金をかけて病気になり、さらには深刻な病気へと発展する可能性があります。
今回で一番伝えたいことをもう一度書きます。
必要以上にお金をかけて食べたことが原因で病気になり、さらにその治療にお金をかけているのです。そして、お金をかけ続けていくと、脳梗塞や、心臓病、腎臓病などに発展するのです。
生活習慣病とはもったいないことだと理解していただけたら嬉しいです。
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