今回は教育のお話です。
前回までに、小学一年生の基本の足し算と引き算が大切という話をしました。
まだ見てない方はそちらもご覧ください。
小学校低学年の算数の定番と言えば九九ですよね。
実はこの九九はその後の単元でもかなり重要になってきます。
ですので、今回の記事の結論は、算数につまづいたら九九を復習しようということです。
九九をマスターしていかに早く答えを出せるかで今後の単元でもいきてきます。
では具体的に説明していきますので最後までご覧ください。
まずは、九九をマスターしよう
九九がこの先に重要になることは先ほども言いました。
ですので、まず九九をマスターしていきましょう。
学校でも習うと思いますが、自宅での学習での要点を説明します。
- 九九の式の読み方を覚える
- 九九の歌を覚える
- 九九を順番に覚える
- 九九を反対からも覚える
この順番で勉強していけば全員が九九をしっかりとマスターできます。
1.九九の式の読み方を覚える
いきなり九九の歌から始めると、式が読めないのでなかなか覚えることができません。
ですので、まずは親と一緒に九九の式を順番に読んでいきましょう。
何度も何度も一緒に読むたびにだんだん読めるようになります。
2.九九の歌を覚える
今は動画もすごく充実していて、無料でいろんなものが見れます。
九九の歌もいろいろな人が動画にしてくれていますので、
子供が興味を持てるものを探してあげましょう。
ちなみにうちでは、いろいろなアニメやゲームのキャラクターが
出てくる歌がお気に入りで良く聞いています。
3.歌を覚えたら、九九を1の段から順番に言えるように練習しましょう。
頭の中で九九の歌が勝手に流れてくるので、そこまで難しくないと思います。
4.九九を反対からも覚える
これは、〇×9、〇×8、〇×7、、、のように、
反対から九九を覚えていきます。
なかなか難しいです。
しかし、これが完璧になると九九はかなりマスターしたと言えるので頑張りましょう。
九九が必要な単元は?
九九は掛け算なのですが、実はこの後ずっと使っていくのです。
- 割り算
- 分数
- 面積
- 割合・比
- 速さ
2年生で習う九九が3年生から6年生で習うことにとても重要になります。
1.割り算
これは良く言われているのでご存じかと思います。
実際に九九を覚えたあとに良く問題に出てくる、
虫食いの掛け算ですでに割り算の予習をしています。
ここで、九九の答えが早く出てくるのとそうでないのとでは、
割り算の答えを出すのにかかる時間がかなり違ってきます。
九九はしっかりとマスターしましょう。
2.分数
分数は割り算の書き方を変えただけです。
なので、割り算同様、九九の速さが問われます。
3.面積
面積は苦手な子供が多いと思います。
図形が絡んでくるからです。
しかし計算自体はほとんど掛け算です。
なので、九九をマスターすれば計算は問題ありません。
図形になれるコツは、紙の上だけで考えるのでなく、
実際にあるもので同じ形のものを使いましょう。
そして、実際に長さを測ってみて計算してみましょう。
両親とやると楽しく学べ、記憶にも残りやすいです。
4.割合・比
ここらへんから苦手と感じる子が急激に増えてきます。
その理由は割合の意味が難しいからです。
割合がきたら分数だとまず頭に入れておきましょう。
それだけでほとんど解けると思います。
4割ときたら4/10、7割なら7/10みたいになりますよね。
比はつまり割合と同じです。
なので分数と同じです。
2:3は2/3となります。
分数と同じなら、割り算と同じ、そして掛け算で解けるということです。
5.速さ
これはド定番の公式「は・じ・き」が使えます。
なので、掛け算と分数が分かれば解けます。
しかし、気を付けてほしいのは公式だけを使って終わりにしないことです。
公式というのはある原理から成り立つ式です。
つまり、意味を知らないと本当の理解にはなりません。
速さとは、一定(単位)時間あたりに進む道のり(距離)
この意味をしっかりと両親が教えてあげたうえで、
公式を使って問題を解いていきましょう。
まとめ
6年生までを通して、九九がいかに大切か理解していただけたでしょうか。
また、前の記事で説明したように、一年生で習う計算もずっと必要になります。
ですので、1,2年生の算数をおろそかにしてしまうと、
その後に挽回するのはかなり難しいと言えます。
自分の子供のためにも、ぜひ一緒に勉強してみてください。
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