筋トレがうつ病改善の可能性?薬剤師が経験から紹介します

健康

今回はうつ病についてのお話です。

あなたのまわりに人にうつ病に苦しんでいる方はいますか?

うつ病とは言葉では良く聞くと思いますが、

その本人にとってはかなりつらい病気です。

「あなたにとって一番最悪なことはどのようなことですか?」

いきなりの質問ですがほとんどの人が「死ぬこと」と答えると思います。

しかし、うつ病で苦しんでいる人のなかには、

「死ぬことよりもつらい、死ねたらどんなに楽だろうか」

と考えている人も多いのです。

つまり、あなたが感じる最悪のことよりもつらい状態にあるのです。

そんなうつ病が運動、特に筋トレで改善もしくは軽快できる可能性があるので

今回紹介しようと記事にします。

うつ病の苦しみをもしかしたら軽減できるかもしれないので

ぜひ最後までご覧ください。

 

うつ病と筋トレの関係について

  

うつ病の発症原因については実のところ正確にはわかっていません。

しかし、ある物質が関与しているのではないかというのが

かなり濃厚だとわかってきています。

それは、セロトニンとノルアドレナリン、そしてドーパミンという物質です。

実際に、抗うつ剤はそれらの物質に関与する薬ばかりです。

この3つの物質が足りないとうつ症状を発症しやすいと言われています。

そして、筋トレをすることでこの3つの物質の量を増やし

さらには活性化する効果があります。

また、筋トレでなくてもランニングなどの有酸素運動も効果的です。

つまり、筋トレや有酸素運動をすることはうつ病に薬を飲むのと

同じような働きが期待できるということになります。

  

うつ病で苦しんでいる人が筋トレをするには

  

先ほども説明しましたが、うつ病はかなりつらい状態です。

この状態の人に

「ジムに行って筋トレしてきてください」

「そとで30分間走ってきてください」

なんていうのは無神経ですし、おそらく不可能です。

ですので、まずは自宅での筋トレになると思います。

腕立て伏せとか、腹筋とか良く知られている筋トレです。

まずは自宅でできることからやっていくのが良いです。

 

うつ病の患者さんが筋トレをすると決意するまで

  

私は調剤薬局で働く薬剤師なので、日々患者さんに薬を渡しています。

残念ながら、精神疾患専門の病院の処方をたくさん扱う薬局ではありませんが、

それでも、何人かのうつ病の患者さんと関わることがありました。

その中で3名の患者さんが私の提案を受け入れてくれて筋トレをしてくれました。

筋トレの提案をしたときは、3名ともに

「筋トレなんてしたことないし、やろうとも思えない。」

言い方やニュアンスはそれぞれ違いましたが、こんな感じで断られました。

しかし、改善する可能性があるのでどうしても試してもらいたいという想いで

時間をかけて説得しました。

結局3人とも筋トレを少しやってみると言ってくれたのですがその理由は、

  • 奥様に心配かけたくない、もう一度かっこよいと言ってもらいたい
  • 好きな男性アイドルの体型が引き締まっていて、マネしたい
  • 私(筆者)も筋トレするので一緒にやりましょう!

こんな理由でうまく納得してもらいました。

好きな人がいたり、憧れな人がいる場合はその人のことを思うと

頑張れる気がしてくるようです。

3人目の方は、うつ病の方に多い無関心な状態でなかなか苦労しました。

なので、そのころひょろひょろだった私と一緒に頑張るということで

納得してもらえました。

 

3名の患者さんの変化について

本当はその方たちに許可をとり、飲んでいた薬の紹介もできたらよかったのですが、

今は元気になって通院していないので許可が取れていません。

なので、詳細な治療は伏せて、概要だけ説明します。

1.奥さんのために頑張ろうと決めたAさん

この方は仕事が原因で気分が落ち込んでしまい、

なかなか改善せずうつ病と診断されてしまいました。

薬の数も多く、その強さもなかなかの状態でした。

うつ病の薬の副作用を抑えるために、別の薬を追加するという

かなり良くない循環の中にいるような印象でした。

そこで、奥さんのためにと筋トレを始めると言って帰られた、

たった14日後には薬の数は半分、強さもかなり弱くなっていました。

Aさんもかなり喜んでいて、さらに14日後には薬はたった1種類になっていました。

余談ですが、本当はあまり急激に薬を減らしてはいけないのですが、

本人が服用を途中で勝手に減らしてしまっていたようです。

 

こうして、そのまま1種類だけのまま3か月くらい経って、

Aさんは薬局に来なくなりました。

おそらく、薬を完全にやめることに成功したのだと思います。

 

2.好きな男性アイドルに憧れているBさん

この方は女性のかたです。

Aさんと同様に仕事が原因でうつ病を発症してしまい、

薬はAさんよりも少なく、強さもそこまで強いものではありませんでした。

Bさんは筋トレを始めて14日後に来局した際は処方に変更はありませんでした。

しかし、本人は筋トレを続けていて、男性アイドルとの距離が近づいた気がすると

喜んでいました。

明らかに表情は変わっていました。

 

だいたい2か月くらいたってから、少しずつ薬が減っていき、

半年くらいで薬が1種類だけになりました。

そして、すぐに薬局に来なくなりました。

 

3.私と一緒に筋トレすると受け入れてくれたCさん

Cさんは私がかかわる前からうつ病を患っていたこともあり、

背景は聞き取りできず、うつ病の発症の原因はわかりません。

そして、Cさんは他の二人よりも症状が重く、多くの薬を飲んでいました。

筋トレを始めた14日後、Cさんは

「どうしてもやる気になれない日ばかりだが、2日間だけ筋トレしてみました」

と言ってくれました。

そして、私は毎日続けていることを知ると少し悔しそうにしていました。

そこで14日ごとに少しずつ筋トレできる日が増えてきて、

薬も少しずつ減っていきました。

 

筋トレを始めてだいたい1年くらい経とうとしたころ、

Cさんはもう薬が無くなったことを知らせに来てくれたのです。

基本的に患者さんは薬をもらうために薬局に来るので、

体調がよくなり、薬が無くなると来なくなってしまいます。

しかしCさんけは報告に来てくれました。

しかも驚いたのは、毎日やっていた私よりも筋肉がついていたことです。

初めのころ、筋トレができない日々が悔しかったようで、

その後はかなりストイックにやっていたようです。

 

筋トレの効果について

 

今回は3名ともうつ症状の改善が見られました。

だからと言って、必ず筋トレで良くなるとまでは言えません。

3人とも治したいという気持ちが強かった印象がありました。

普段していない筋トレをすると受け入れてくれたのですから。

私は筋トレはうつ病に有効なことが多いと思っています。

  • たった3名ですが改善できた経験
  • 薬の作用と、筋トレの効果の科学的な共通性

ですので、うつ病で苦しんでいる方、身近にそのような人がいる方

ぜひ、筋トレをためして症状改善を目指してみてください。 

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